Chaputer3 「スティールとの決戦」 |
エドガーは、ブランドと共にスティールとの決戦に臨みます。 「・・・キカ、行ってくる。心配するな」 「エドガー・・・あんたはいつだってそう言うだけ。」 「だがいつだって、こうして戻ってくるじゃないか。お前のもとに。」 あぁ、懐かしの罰の紋章の記憶が・・・。4をプレイして知っているだけに、辛いです(涙)。 自分もその戦いの場へ連れて行って欲しいと頼むウォルター。 死ぬからやめておけというブランドでしたが、その熱意に負けたのか、最後には「好きにしろ」とエドガーが言ってくれました。 ウォルターと共について行こうとするアンダルクとセネカ。 しかし、セネカにはキリルとここに残って欲しいと言うウォルター。。 万が一、自分たちが死ぬ事があれば、その後は好きにしてくれて構わないと。 「ただ・・・キリルのことだけどうか、頼む。」 「お父さん・・・・・・。」 父の愛です。 「キリル、約束だ。もし私が戻らないときは・・・私の代わりに紋章砲を追うんだ。」 「う・・・うん・・・。」 あぁ、嫌なフラグが立ってしまった・・・(;´д`)。 しかし、その直後。キリルの姿が見あたりません。まさか! 場面は変わって、船の上。 エドガー・ブランドと共に、スティールとの対戦に備えるウォルターたち。 「お父さん、気をつけて!」 やっぱり、キリル、来ちゃいました。 「これは遊びじゃないんだぞ。なぜついて来た?」 謝るキリル。 「・・・覚悟はできてるんだな?」 「はい。」 「わかった。気をつけてかかれ。」 「はい!」 というわけで、キリルも参戦です。 スティールの船の紋章砲を調べるウォルター。 それを遠くから見ていたスティールの合図で、船員が紋章砲をウォルターに向けて発射しました。 「お・・・お父さん!!!!!」 紋章砲が放つ光の中から現れたのは、ウォルターの姿ではなく、魚人でした。 「・・・お父・・・さん・・・?」 キリルに危害を加えようとする魚人ウォルター。 「危ない!!」 アンダルクの一撃で、魚人ウォルターは倒れます。 慌てて駆け寄るキリルとアンダルク。しかし、もう手遅れでした。 「お父さん・・・・・・!!お父さーーん!!!」 「ウォルター様!!!」 その光景を見て、最高の感動シーンだと高笑いするスティール。何て酷いヤツなんだ! エドガーとブランドも怒りに燃えています。 追い詰められたスティールが罰の紋章を発動。 そして・・・。 「おい!!エドガー!!!返事をしろ!!!」 「ブランド・・・俺・・・に・・・・・・何か・・・あったら・・・・・・・・・」 エドガー・・・(泣)。 倒れているスティールの身体から光が出てきて、罰の紋章がブランドに宿りました。 それは人の命を喰らう呪われた紋章、お前もいずれその紋章に喰われると言い残し、スティールは息絶えました。そしてエドガーも・・・。 「くそ・・・・・・俺は・・・帰るぞ・・・・・・そうだろ・・・エドガー・・・!!!」 動かないエドガーの身体を抱え、歩き出すブランド。 人の気配を感じ、そこを見やると、半分魔物の姿に変わった彼の部下、ペックの姿が。 幻水4でブランドと共に登場した、あの暗器使いです。 これがあのペック!?あんなに可愛い顔してたのに!!( ̄□ ̄;) 変わり果てたペックの姿に驚くブランドですが、それは本人も同様です。 「!!!!!!お、おいら・・・」 水に映った自分の姿を確認し、ショックを受けるペック。 「ブランド様・・・・・・ブランド様・・・!お、おいら・・・おいら!!」 「・・・ペック、俺と行くか?俺はもう、あの島には戻れねえ。」 「だが、俺と行けばお前もこの紋章に喰われちまうかもしれねえ。それでも、かまわねえなら・・・。」 ブランド・・・(涙)。 「い・・・行く!行きます、ブランド様!」 「悔いはないな?」 「おいら、いつだってブランド様の子分です!」 「・・・わかった。行くぞ。」 「はい!おいら、なんでも言うことを聞きますよ!ブランド様!!」 あぁ・・・泣ける話だ・・・(涙)。こんなの見ちゃったら、幻水4をプレイするのが辛いです。 場面は変わって、海に投げ出されていたキリルとアンダルク。 戦闘中、父を失ったショックで動けなかったキリル。 ヨーンのおかげで、船の破片の上に避難していたようです。 「ヨーン、よくやった・・・!」 ヨーンを褒め、ほっとするアンダルク。 「・・・ウォルター様、どうか、お力を貸して下さい・・・!キリル様まで失ったら、私は・・・・・・!」 海賊島に別れを告げるブランド&ペック。 キカにあいさつをしなくてもいいのか尋ねるペックに、それは許されないと言うブランド。 「俺にはもう、許しなんてものはねえのさ。俺にあるのは、呪いだけだ・・・。」 人知れず、姿をくらまします。 幻水4にて、彼らが非業の死を遂げる事を知っているだけに、とても切ないです・・・(涙)。 そして翌朝。 浜辺に残されたエドガーの荷物を見て、言葉をなくすキカ。 「・・・・・・エドガー・・・帰ってきてくれたんだよね・・・。」 「エドガー・・・・・・もう、どこへも行っちゃ嫌だよ・・・。」 荷物にすがりつき、つぶやくキカが・・・(T△T)。 「・・・・・・エドガー・・・。」 「エドガー・・・・・・!」 幻水4では、キカはカッコいい海賊のお姉様という面しか知らなかったけど、実はこんな過去を背負っていたのでした。 |