雲長は、まさかのストーリー展開に驚きました。 この物語の核となるシナリオというか、本の秘密が明らかに。怖いよ、この本!(> <) 何か、もう重いですね…(; ;)。 いろいろと諦めていた彼ですが、本当、救われて良かった…(涙)。 雲長クリア後だと他ルートでの彼が不憫でならない…(;´д`)。 以下雲長ネタバレなのでご注意を。 主人公に夕日を見せたかったと言う雲長。 主人公が落ち込んでいたことに気づいていたようです。 「……今、叶わぬ願いだとしても、願い続ければいつかその先に必ず叶う」 「願うことすらやめたとき、すべての道が途絶えるだろう」 「……お前は決して忘れるな」 今になって思うと、この「お前は」というところがミソですね。 自分は諦めてしまったけど、主人公には望みを捨てないで欲しいと…(; ;)。 過去にて。 雲長は亮くんが孔明だと気付いてました。さすが! 旅支度で必要なものについて。 「あ、あの杖、旅っぽいですよ」を選んだ時のやりとりが楽しかったです。 旅っぽいって何だ(笑)!! 「……お前は杖が必要なようには見えないが」 「ああいうのを持ってると、山を登ってるって感じがしませんか?」 「登山をするわけじゃない」 「時代劇の江戸時代の人とかも、ああいうのを持ってますよね」 「今は江戸時代じゃない」 って、雲長、江戸時代って知ってるの?( ̄□ ̄;) 「持ってるだけでも、がんばって歩いてる感じに見えますよ」 「○○(主人公)……手持ちの金を出せ。俺が預からせてもらう」 没収されちゃいました(笑)。 途中、水場で水を汲んで来てくれと頼まれたので、「まさか子龍に続いて雲長にも水浴びイベントが…!?」と一瞬期待したのに何もなかった…。残念!(> <) 明かされる雲長の秘密。 実は彼も現代からこの世界に来たらしい。 この世界は現代で知られている三国志とよく似ているが、まったくの別物であるようです。 戦で本が燃えてしまって消えたのと同時に本物の雲長も姿を消し、今の自分が周囲から「雲長」と認識されるようになったのだと。 本を失ってからこの世界から抜けられなくなり、死亡しては振り出しに戻るのを繰り返し。 これまで3度亡くなって今が4度目の生…。 パラレルワールドを移動し続けているようなもので、恐らく自分はもう帰れないと言う雲長。 「俺は、もういいんだ」 「俺は『関雲長』という役割を演じるための『駒』でしかない。あきらめはついている」 ああ、なんてこと…(;´д`)。 雲長はこの本が主人公にとってどれだけ大切なものかを知っていたのでした。きっと主人公以上に…。 だから孟徳から取り戻してくれたんだ…(; ;)。 無事元の世界に戻ってきました。 主人公がこの世界にやって来たのは、軍師ってかっこいいとか、そんな下らないことを望んだからだと気づきます。 だから赤壁の戦いが終わった時に帰れるようになったのだと。 でも、今の望みは雲長を助ける事。元の世界に一緒に帰る事。 雲長に話をしてみたものの、もしも自分が帰ることを望んでいなかったらどうするのかと聞かれます。 雲長は帰りたいと思っているけどあきらめているのだと言う主人公。 どうして願うことすらやめてしまおうとするのかと。 もうあきらめたいのだと言う雲長。断たれるだけの望みなんてもう持ちたくないのだと。 「お前は同情心でなんとかしてやりたいと思っているんだろうが……」 「これは誰にもどうすることもできない。お前が気にすることじゃない」 「お前に話したことは忘れてくれ。……話すべきじゃなかった」 もう自分に構うなと言われてしまいました。 「お前に余計な話をしたのは俺だ。それは悪かったと思う」 「でも、もう忘れてくれ。お前がいると弱かった自分を思い出す。混乱するんだ」 「どうしたらいいか、わからなくなる」 主人公を傷つけることしかできないから、自分にもう近づくなと。 主人公は、「いやだ、そばにいたい」と言いますが…。 「……――迷惑だ。自分の気持ちばかりを押し付けないでくれ」 雲長…(T△T)。 翌日。雲長とばったり。 気まずい状態でいると孔明登場。どうやら何か察したようです。 「雲長殿、あまりうちの子をいじめないでくださいよ」 うちの子って!\(>▽<)/ ちょっと付き合ってと主人公の手を引っ張って行こうとする孔明を、雲長が引き留めたよ! 「……――待て」 「……悪いが、こっちが先約だ」 約束なんかしてなかったよ(笑)! 「それでは、孔明殿、俺たちはこれで失礼する」 もしかしてヤキモチですか!?\(>▽<)/ 先約とは何のことかと尋ねると、覚えておかないといけないことは仕事の他にもあるだろうと言われました。 「――お前は、まだ一人で馬に乗るのもおぼつかないだろう」 というわけで教えてもらう事に。 何で急にそんなことになったのかわからないけど、ちょっと嬉しいと思う主人公でした。 馬から落ちて雲長と密着してしまいました。ラッキー! 離れようとしたけど、雲長の髪が主人公のシャツのボタンに引っ掛かっちゃったよ。 うまくほどけない主人公を見かねた雲長が自分でやろうとしますが…。 「――」 ちなみにそこは主人公の胸の辺りです(笑)。 「雲長さん?」 「――っつ」 髪を切っちゃった(笑)。 ラスト。 雲長の代わりに囮になる主人公がかっこよかった。 自分の望みは雲長に生き残ってもらうことではなく、雲長を解放することだと気付いた主人公。 本を雲長に託します。 「お前はこの本がなければ帰れないんだぞ!?」 「帰れます。きっと。雲長さんがそう望んでくれたら――」 「○○(主人公)!一人で行くな!」 主人公…(T△T)。 そして捕虜になってしまった主人公ですが、雲長が助けに来てくれました。 麦城に敵軍がたどり着いた時、初めて自分が生き延びることを願ったと言う雲長。 「生き延びてお前を助け出すことを、この本に願った」 主人公に会うまではすべてを諦めていたと言う雲長。 「お前に願いつづければ叶うと言ったのは、俺自身がそれを諦めたからだ」 主人公が自分を助けたいと言ってくれたのは嬉しかったが、罪悪感ばかりがつのったと。 「本当の俺は利己的な人間だ。自分が助かりたいから、お前の同情心を誘った」 しかし、自分のことを気にして主人公が元の世界に帰りづらくなることは避けたかった。 「それに、お前に八つ当たりしてしまうような自分自身にも嫌気がさして、お前を突き放した」 少しずつ記憶が戻っていたけれど、情けない本当の姿を知られるのも怖くて遠ざけようとしたのだと。 「俺はお前に軽蔑されたくなかったんだ」 「……でも、今は、お前に知ってほしいと思う」 厳格な祖父と父に、兄も雲長も祖父が望む道に進むことを求められていたらしい。 優秀な兄は祖父と父の自慢だったが、雲長は中学受験で失敗し、二人にとっては軽蔑すべき脱落者だったと。 「次で失敗すれば後はないと言われた時は、義務を果たせない自分には存在価値も、生きる価値もないと言われたような気がした」 「何のために自分がいるのかわからなかった。居場所がなかった」 高校受験を控えた中学三年生の時、この本を見つけたらしい。 「三国志の関羽が好きだった俺は、一緒に戦って彼が死ぬ歴史を変えたいと願った」 「そして、押し付けられるだけで意味の見出せない現実から逃れたくて、俺は、この世界に残ろうと――」 そんな下らない理由で逃げようとした自分は、信念のために戦う意味も、人が生きる意味も、何もわかっていなかったと。 「雲長さんは……、弱い人だと思います」 でも、それは自分だって同じ。この世界に来た時は何もわかっていなかった。 「雲長さんの弱さは、逃げたことじゃないです。そこから、また諦めようとしたことです」 全てを諦めることでまた逃げようとしたが、主人公のおかげで前に進むことができたと言う雲長。 「自分には資格がないと思いながらも、お前に惹かれていく気持ちを抑えることができなかった」 「お前が好きだ」 どさくさに紛れて何告白しちゃってるんですかー!!(≧∇≦) 「散々突き放しておいて虫のいい話かもしれないが、ただ、伝えておきたかった」 「お前は……俺がこの何度も繰り返す生の中で見つけた、唯一の光だ」 「お前の気持ちが離れていたとしても――、この先それが変わることはないだろう」 雲長vv 主人公も、自分の気持ちは変わらない、雲長だから好きなのだと答えます。 「俺の本当の名前をお前に呼んでほしい」 「俺の名前は――」 そして全てが終わり。 二人は実は同郷で、一緒に故郷に帰るということにしたようです。 主人公との別れを惜しみ駄々っ子になる翼徳。ぎゅうぎゅう抱きしめられちゃった! 「やめろ。触るな」 雲長が怖いです。声が本気だったよ(笑)。 そして…。 「……元の世界に戻っても、一緒にいられますか?」 「……わからない」 「でも、必ずお前を探す。どこにいても、どんな姿でも、どれだけ時間がかかっても、見つけだす」 「……待ってます」 一緒に帰ろう、必ず会えると言う雲長。 「お前がいない世界など考えられない。お前がいなければ、俺は自分自身でいられないんだ」 「お前のそばだけが、俺の生きる、居場所だと思える」 「だから……、待っていてくれるか?」 「は、い」 プロポーズみたい!\(>▽<)/ 「どこにいても、どれだけ離れていようとも、お前だけを想い続ける」 「この想いだけは、いつまでもお前と共に在る」 「お前を……愛してる」 ものすごくドラマチック!!(*ノノ) 長かった雲長の物語を終わりにします。 そして日常に戻りました。 転校生がやって来た。 「長岡広生です。……よろしくお願いします」 若い!!短髪!! 目を細めて主人公をじっと見る長岡君。 「ああやっぱり……」 本の世界にて、同じようなやりとりをしたことを思い出します。 「昨日、メガネを落としたんだ」 「偶、然ですね、昨日、私は図書館でメガネを拾いました」 記憶が溢れてきます。 「――気づかなかったな」 昨日図書館で主人公がぶつかった男の子が彼だったのです。 「雲、長さん――」 「ああ」 「だって、どうして、同じ年なんて――」 両親を説得してこの学校に来たらしい。 「約束したとおり――、やっと見つけた」 EDロールにて。 仲謀軍から主人公を要求され断る雲長。 「……あいつは渡さない。考えるまでもない」 キャー!(≧∇≦) バッドED「繰り返すもの」にはびっくり。 過去にて。 主人公を庇って本物の雲長が亡くなり、本も焼け落ち、戻る方法がなくなりました。 「お前はこれから、十分すぎるほどに酬いを受けることになるだろう」 「……お前は、これからここで生きなければならない。あの人に助けられた命を背負って――」 雲長の言葉が重いです…。 それから十年近くの月日が流れ。 主人公は、雲長と別れ、とある先生に師事を受け、兵法やこの国の歴史などいろいろ学んだようです。 陵中の山の中の小さな庵で暮らしている…って、どこかで聞いたことがあるような気が…。 「……お待ちしておりました」主人公 主人公の元を訪ねたのは…玄徳!! 「まさか、女性とは思わなかったな。雲長も何も言ってなかったが、驚かせようとしたのか」 「何度も来ていただいて申し訳ありませんでした。女であることでがっかりされたなら、どうぞお帰りください」 「いや、うわさに名高い孔明殿の力を是非借りたい」 「……私の力が役に立つのなら、いくらでもお使いください。玄徳様の目指す漢王朝復興のために」 何と、主人公が孔明に!Σ( ̄ロ ̄lll) 雲長と同じ運命をたどることになったのか…。怖いなぁ…(;´д`)。 スペシャル「始まりの続き」 眼鏡!眼鏡!(≧∇≦) あの雲長が若返り、短髪眼鏡で制服着てるなんて何か変な感じです。 かなに、二人はどういう関係かと聞かれます。 「……どういう関係なんだ?○○(主人公)?」 「ええ!?そこで私に振るんですか!?」 答えられないよね…(^_^;)。 長岡君は本の世界から戻ってきた時、自分の部屋にいたそうです。 本を読んでいた時と同じ中学3年生だったと。 実は彼がこっちの世界に戻ってきてから2年経っているらしい。 主人公がここで本を見つけた時すでにこちらの世界に戻ってきた事になります。 何だかややこしい…(;´д`)。 「ただ、おそらく、お前があの世界に入り込んだときには、俺はお前に助けられることが決まっていたんだ」 何かすごいです。 長岡君が転校前にいた学校は名門校らしい。 父親の希望通りの大学に合格するという条件で納得させたのだと。 「まあ、合格しても入学する気はないけどな。入学は条件に入れてないから問題ない」 何という策士!!Σ( ̄ロ ̄lll) かなと彩には自分たちの事を「共通の友人を通じて知り合った友達」ということにすればいいじゃないかと言う長岡君。 雲長のことを今更ただの友達なんて思えないけど、彼は雲長ではない、これからは普通の友達として付き合っていくのがいいのだと思うことにする主人公でした。 ちょっとすれ違いモードになってるよ! その夜。 この世界に帰ってくる前日の事を夢に見る主人公。玄徳軍で送別会をしてもらったようです。 その後、雲長が部屋までやって来たよ。主人公の顔を見に来てくれたようです。 出立に向けて、不安を感じる主人公。 「……大丈夫だ。俺がそばにいる」 「はい……」 色々考えたら眠れなくなっていたのだと言う主人公。 「もし、元の世界に戻って、雲長さんと離れ離れになってしまったら、とか……」 「そうしたら、探し出す」 「もし、雲長さんが私のことを忘れちゃってたら……」 「思い出せばいい」 「もし――」 「たとえ俺たちの間にどんなことが起ころうとも、俺はお前を取り戻してみせる」 ポジティブ雲長になってる! その言葉を聞き、きっとどんなことがあっても、雲長のことを想えば大丈夫だと安心する主人公。 「落ち着いたか?」 「はい。もう大丈夫です。あの、でも……このまま、そばにいてくれますか?」 「お前がそう望むなら」 「……お願いします」 ここで目が覚めちゃいました。 学校にて。 (こっちの世界に帰ってくる前の日、私、雲長さんと朝まで……) 朝まで何!?何があった!? 長岡君に会い、昨日こっちの世界に戻ってくる前の日の夢を見たことを言うと…。 「ああ、朝まで一緒に――」 朝まで一緒に!?一体何があったのだー!? クラスの女子が長岡君の歓迎会をするからと誘いに来ました。承諾する長岡君。 他の女の子となんて嫌だなと思う主人公ですが、ただのクラスメイトである自分には何も言う権利なんてないと…。 つい泣いちゃったので体調が悪いのかと心配した長岡君が保健室に連れてってくれました。 保健室にて。 彼が他の女の子と仲良くしているのが嫌で、でも自分には止める権利もないからどうしていいのかわからなくなったのだと打ち明けます。 「それは……嫉妬したということか?」 ハッキリ言われると恥ずかしい!(*ノノ) 「お前がそんな風に思うとは、想像もしてなかったな」 本の世界ではライバルもいなかったしなぁ…(;´д`)。 友達としてやっていくと決めたはずなのに、友達なんていやだと言う主人公。 雲長に友達だと思っているのかと尋ねます。 「それは……」 「ひ、ひどいです――」 「一昨日、この世界に帰ってくるときは、愛してるって言ってくれたのに――」 「それなのに、友達なんて――」 「落ち着け。お前にとっては一昨日だろうが、俺にとっては二年前だ」 「二年で心変わりしちゃったんですか?」 「――あ、あんまりです」 何という修羅場……(笑)!! 友達だと言ったのは、主人公が戸惑っているように見えたからだと言う雲長。 「しばらくは友達として付き合うのがいいと思った。そうすれば、考える時間ができるだろう?」 確かに雲長は自分だが、同じ人間と言えるかどうかはわからない。 今ここにいる自分は、たかだか十七年しか生きていない長岡広生という高校生。 「だから、少し時間をおいたほうがいいと思ったんだ。普通のクラスメイトとして」 雲長の気持ちはどうなのかと尋ねると…。 「言っただろう?俺は記憶がない時も、ずっとお前のことを探していた」 「俺には考える時間が十分にあったんだ。二年間も」 主人公も同じ気持ちだと答えます。 雲長と一緒にいられないなら、こっちの世界に戻ってきても意味がないのだと。 「……本当は、友達としてでも、近くにいられればいいと思っていたが、自分はそれほど殊勝ではないかもしれない」 「抱きしめたいと思っても、友達では叶えられないだろう」 雲長が近づいてきたよ!\(>▽<)/ 「固まってる」 何だその余裕の笑みは!!(≧∇≦) 「そ、それは、突然だったから驚いただけです」 「……あと、その……、感覚が違うから」 「感覚?」 「身長とか……、あと、髪がないし……」 「さっきも髪が短いって言ってたな。伸ばせばいいのか?」 「それは……すごく、浮くと思います……」 「俺もそう思う」 今の彼が嫌いというわけではないので、慣れるまでもうちょっと待ってもらう事にします。 教室まで手をつないで戻る二人。 「……ずっと触れていたいと思うのはおかしいか?」 雲長ったら!(*^^*) バカップルな二人でした。 教室に戻り、クラスの女子に歓迎会は主人公が一緒でないと行けないと断る長岡君。 「他の子と遊びに行くっていうのは、怒るだろう?○○(主人公)?」 「あ、あの、その、広生くんは、その、だめなの」 ちゃんと説明するんだろうと促す長岡。主人公に言わせるのか!\(>▽<)/ 「その、広生くんは私の好きな人で、その、そういうあれだから……」 長岡君とクラスの女子にあれって何だと突っ込まれ…(笑)。 「だから、か、彼氏だから、だめなの」 はい、よく言えました! 帰り。手を繋いで帰ります。本当、バカップル! こういうときは、あっちの世界にいたときよりも若くなってよかったと言う長岡君。 「二十五過ぎた男と女子高生が手をつないで歩くっていうのは、犯罪っぽいだろう」 犯罪って…(笑)! 「……そう考えてみると、たしかにそうですね」 あちらの世界では犯罪ではないのかな? 別れ際。 キスされちゃった!\(>▽<)/ 「――こ、広生くん、やっぱりバカップルになってますよ」 「そうだな。でも、お前がこの腕の中にいるということが、嬉しくてしょうがないんだ。大目に見てくれ」 このバカップル!!(*ノノ) 「……一緒に同じ時を重ねていこう。いつまでも、この世界で」 本当、救われてよかった…(; ;)。 |