欧州貴族(岳人) |
主人公はフランス王女。今宵はパーティーです。 「向日子爵、ごきげんよう。今日はとりまきは一緒じゃないのね。」 (この人は伯爵家の長男で、いわゆる『かわいい』タイプだから、年配のご婦人に大人気なのよね。) (ウワサはいろいろ聞いてるけど、まぁウワサだもんね。) ウワサって何!?いろいろって!?Σ( ̄ロ ̄lll) そこのところ、かなり気になります。 (それでも、本人が子爵の位をもらってるのは、伯爵家が由緒正しいから・・・なのよ。) 主人公、何でそこで弱気になるの・・・?(^_^;) 「みんな、王女様にお声を掛けていただける身分ではないので、逃げて行ってしまいましたよ。」 「あら、私のせいだっておっしゃるの?」 「これは失礼いたしました。でも、あなたの美しさに負けを認めて去ったのは事実です。」 岳人〜〜〜〜!!!\(>▽<)/ 「くすっ。そういう甘い言葉で、みんなをとりこにするワケね。」 軽く流す主人公。大人だ・・・!Σ( ̄ロ ̄lll) 乾杯後、一人になりたいと、テラスに行く主人公。岳人がやって来たよv 「おやおや、パーティーの主役がこんなトコにいたら、みんな困ってしまいますよ。」 「向日子爵。・・・必要な人への挨拶は済ませたから、いいと思うけど。あら?そのジュース、私に?」 主人公!色気より食い気!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「挨拶に飛びまわっていたようでしたから、喉がかわいてるかと思って。」 「それは・・・ありがと。確かに喉カラカラだわ。・・・ねぇ。」 ここで三択。「いつもどおりにしたら?」と言ってみます。(どれを選んでも結果は同じです。) 「小さい頃は一緒に遊んだ仲なんだから、ふたりきりのときくらい・・・。」 跡部・樺地・忍足に加え、岳人まで幼馴染設定のようです。 「俺はいいけど、王女の方があとで王に叱られねぇか?」 「いつものことだもの、平気よ。・・・ダメって言われるかと思ってたわ。いいの?」 「俺は放蕩息子で通ってるからな。この程度でおとがめされんなら王女の夫候補にも挙がらねぇだろ。」 夫候補!!!(≧∇≦) 「そうよね。・・・でも、どうしてあなたが候補に挙がってるのかしら?」 「あ、ひでーな。ウワサだけだからに決まってるだろ。」 だから、ウワサって何ですか!!(≧∇≦) 「あ、やっぱりそうなんだ。よかったぁ。貴族のご婦人方を全部敵に回したくはないもんね。」 「へぇー。それって、今、俺が最有力候補ってことか?」 岳人〜〜〜〜!!!\(>▽<)/ 「あ、ごめんなさい。まだ、そこまで考えてる訳じゃ・・・。よくわからないんだもん。」 「この国のためを考えれば、結論はすぐに出るだろ?ちょっとは勉強してるのか?」 「う〜ん、ちょっとはね。外交の仕方がわからないのがツライとこなんだけど。」 「お前、ほとんど国外に連れていってもらえねぇんだもんな。経験がないと、やっぱツライよな。」 岳人、優しい・・・(; ;)。 「・・・王家の情報に詳しそうだけど、どうして?私か、お父様づきの女官と仲がいいの?」 なぬっ!?やはりウワサは本当だったのか!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「バカ、俺の家は代々王家から嫁いでくる女が多いから、色々聞こえて来るんだよ。」 赤くなって慌てて否定する岳人が可愛いぞ!(≧∇≦) 「あ、そうだっけ。古い家柄だもんねぇ。」 「お前とも、はとこぐらいになるんじゃないか?」 「あ、そうなんだ。親戚多いから、気付かなかったわ。」 「家系図にも女系の方はあんまり書かねぇからな。」 「お前ともし結婚したら、俺の家が王家になるのか。向日王朝・・・。なんか、信じられねーな。」 なぬっ!?岳人、そんな野望を抱いているの!?( ̄□ ̄;) 「あの・・・あなたってなにか得意なこと、あったっけ?」 何だその失礼な聞き方は!(笑) 「なんだよ、いきなり?」 「え?だから、国のことを考えて決めるんでしょ?色々知っておかなきゃ。」 「今の王家と血が濃い。幾つか外国語が出来るから大抵のヤツとは交渉できる。ダンスがうまい。」 おお!結構いろいろ出来るんだ!すごいぞ、岳人! ここで三択。「ダンスはすごいわよね。」を選びます。 「そうだろ?わかってるじゃねぇか。」 「アクロバティック過ぎて私以外ついて行けないけど。」 「うぐっ!」 →「ふ〜ん、微妙なトコね。」を選んだ場合。 「お、おい、こらっ!微妙ってのは、なんだよ。それなりのスキルだと思うぜ!」 慌てる岳人が可愛いvvv 「それなりだから微妙なんじゃない。」 「うぐっ!」 主人公、厳しい!(> <) →「口がうまいのは認めるわ。」を選んだ場合。 「お、おい、こらっ!口がうまいってのは、なんだよ。俺はタラシじゃねーっ。」 慌てて否定する岳人が可愛い!!(≧∇≦) 「もうちょっと考えさせて。難しいわ、やっぱり。」 「ああ、頑張れよ。王家が由緒正しいってのは外交じゃ強いからな。」 さりげなく自分をアピールしちゃってるよvv(*^^*) 民衆の反乱が起こり、ピンチの主人公。 実はロシアの王女ということで、ロシアへ逃げることになりました。 誰か1人が王女について行かねばということで、名乗りをあげる岳人v 「俺が王女と行く!隠し通路のことは詳しく知ってるからな。」 「悪いが、みんなはおとりになってくれ。」 岳人・・・(*^^*)vv というわけで、岳人と愛の逃避行ですv 「この辺りで休もう。隠し通路、思ったより枝道が多くて疲れただろ?」 「うん、あんなに入りくんでると、正しい道を覚えていない人は抜けられないよね。」 「誰も追ってきてないみたいなのは、あの通路のおかげかしら?」 「通路があるってことも、フツー、知らねぇしな。」 これも岳人のおかげですよv感謝! 「まだ信じられない・・・。王宮が襲われて・・・ふたりきりになっちゃったなんて。」 「その辺の木の影から、女官たちや近衛兵たちが現れそうなのに。」 「そうだな。俺だけだと少し行きとどかないかも知れねーが、ロシアには連れてってやるからな。」 岳人・・・(; ;)。 「ねぇ、本当に私・・・ロシアの・・・ロマノフ王朝の王女なの?会ったこともないよ。」 「王族や貴族に隠し子は当たり前・・・なにか事情があったんだろ。」 さすが岳人。悟ってます。 ここで三択。「私が、隠し子・・・。」を選んでみます。 (「誰か事情を知っている人は?」・「あなたでも知らないんだ。」を選んでも同じです。) 「事情を知ってた女官がいたとしても・・・今ごろ大金持たされて外国に住まわされてるって。」 「監視付きでな。・・・おい、俺ってそんなに女の尻ばっかり追いかけてるように見えるのか?」 誰もそんなこと言ってないよ!(≧∇≦) 「誤解だって。向日伯爵家は古い家柄だから、お父様も相談してるんじゃないかと思っただけで・・・。」 「ああ、そういう意味か。・・・俺は聞いたことがねー。」 どういう意味だと思ってたんだ!\(>▽<)/ 「跡取りの俺にも言わないってことは親父も知らねーか、言えねーか、どっちかだな。」 「そっか。・・・私、国民が反乱起こすほど貧しかったなんて知らなかった。」 「あとを継いでも、旦那様になる人に任せてればいいと思ってた。」 「もっと勉強して、もっと色々知っておけばよかった!」 主人公、後悔してます。 「これから勉強すればいいだろ。そんなこと、今考えても仕方ねーよ。」 「それより、今はなにをするべきかを考えろよ。体力は効率よく使わないとな。」 スタミナにはあまり自信がありませんからねぇ。 「なにをするべきか・・・かぁ。お父様を暴徒の手から助けたいけど・・・出来ないかな?」 「やめとけ。軍は民衆に付いたし、地方貴族は宮廷に来られないんで恨みもってるみたいだからな。」 「このまま戻ったりしたら、捕まって、革命の首謀者に突き出されるぞ。」 「そんなことに、なってるんだ・・・。お父様の言うとおりにロシアに行くのが私の運命なのかなぁ。」 「・・・ま、いっか。それがお父様の望みだし・・・。ロシアに・・・。あっ!」 主人公、軽っ!( ̄□ ̄;) 「なんだよ、カマキリでもいたのか?」 「違うって・・・。やっぱりロシアに行こう!ただ逃げるんじゃなくてロシアに助けてもらうの。」 「誰も知らないってことは、私はまだフランスの王位継承権1位だもん。」 「フランスが手に入るかもしれないって考えれば・・・。」 「ロシアは動く、かもな。お前、けっこう頭いいじゃねーか。」 「ありがとう!じゃあ、急ごう。今すぐ、ロシアに行こうよ!」 「おい、休憩はどーなったんだ?」 「休憩なんて、してられないよ。いざ、ロシアに向けてしゅっぱ〜つっ!」 「おい、待てって。よそ見してると転ぶぞ!」 「平気だってば・・・。あ、きゃあっ!」 「少しは落ちつく気になったか?焦ってもロクなことがねぇぞ。」 「あっちゃあ〜、失敗、失敗・・・。」 王宮にいた頃はとりまきがいたが、本当に自分を大事に思ってくれているのは岳人だけじゃないかと考える主人公。 (一緒に来てくれたの、すごくうれしかった。) (向日子爵・・・ううん、岳人さん。・・・ありがとう。あなたがいてくれて、本当によかった。) 岳人〜〜〜!!!(≧∇≦) かなり歩いてきた主人公たち。 「なぁ、疲れてるんじゃねぇか?なんか、顔色が悪いぜ。・・・この辺で休むか。」 「平気、平気。まだ行けるよ。あ、あれぇ?」 「おい、無理するなって。いまから、そんなにガマンしてたら持たねぇぜ。」 岳人、優しい・・・(; ;)。 「ご、ごめんなさい。やっぱり疲れてるのかな。乗合馬車でも酔っちゃったし。」 「ほら、肩につかまれよ。」 「あ、ごめんなさい。ありがとう。」 「・・・遠慮すんな。もっと体重掛けてみそ。」 岳人!!ここで『みそ』は言っちゃダメ!!(> <) 「た、体重って・・・。だって、身体が密着するもん。恥ずかしい・・・。」 「恥ずかしがってる場合じゃねーだろ?」 ・・・と言いつつも、岳人も赤くなっております(*^^*)v 「う、うん・・・。」 (私より背が低いから、体重掛けにくいんだけど、・・・悪くて、言えないよね。) 主人公!それは言わないであげて!!(> <) 「今日はもう休もうぜ。この先の村で宿をとった方がいい。・・・え?あれは侑士?」 氷帝メンバー登場! 「やっぱり、この街道やったか。跡部の言うとおりに馬車を降りてみて正解やったな。」 「言ったろ。あの小さい2人連れは、絶対王女と向日だって。」 跡部〜〜!!!小さい2人連れって!!!\(>▽<)/ 「・・・もしかして、さっき追い越して行った乗合馬車に乗ってたの?」 「『小さい』は余計だ、跡部!」 ムキになる岳人がかわいいぞ♪ 「オメェ、王女にムリヤリ迫ったりしてねぇだろうな、向日。」 ジロー!!!(≧∇≦) 「してねーよ!」 「本当かよ、王女。」 ここで二択。「もちろんです!」を選びます。 「じゃあ、そういうことにしといてやるかぁ。」 ジロー!何ですか、その含みのある言い方は!!(≧∇≦) →「実は・・・迫られたんです。」を選んだ場合。 「なにぃっ!?」 驚く岳人。(←そりゃそうだ。) 「ウソ!マジ?いやらC!」 ジローはとても嬉しそうです。 「なぁんて、冗談です。そんなこと、される訳ないじゃないですか。」 「・・・おいっ、人を陥れんじゃねぇよ!」 「ごめんなさぁい。」 岳人に怒られちゃいました(*^^*)v 「ところで、お前たち・・・。わざわざ追って来たってことは、なにかあったのか?」 貴族の代表と民衆が話し合って和解し、革命は終わったらしい。王も解放されたって。 しかし、これからは議会が国を統治するので、王家はフランスにはないとのこと。 ここで主人公の身の振り方についての二択です。 身分を捨て、住み慣れたフランスでの生活を選びます。 誰が王女を養うかということで、皆が名乗り出ました。 「俺か?ダンスくらいしか取り柄はねぇからな。バレエダンサーになるつもりだ。」 「パリ・オペラ座バレエ団に入れば、王女1人くらい養えるだろ。」 というわけで、岳人についていきますv そして・・・。 「岳人さん、開場は、もうそろそろだよね。」 「ああ。・・・なんだよ、これから舞台を踏む俺より緊張してねーか?」 「今日は千秋楽だ。期待して見てろよ。」 「うん。こんないい席、用意してもらってよかったのかな。」 (岳人さんは、バレエ学校からバレエ団に入って、頑張った末にトップダンサーになった・・・。) (海外公演も多いから、ゆっくり話す時間もないくらい。) 「いいだろ、こんくらい。トップダンサーの身内なんだから。」 身内!つまりは妻!!!\(>▽<)/ 「まぁ、ちょっとばかりファンの援助があったけどな。」 そのファンとは、年配のご婦人たちではないでしょうね・・・? 「う〜ん、大変だね。バレエダンサーって踊ってるだけじゃなかったんだ。」 「ファンって言うか・・・ほとんどスポンサーだよね。色々援助してくれて。」 「ファンは大事にしなくちゃな。お前と一緒にいる時間があんまり取れなくて、ごめんな。」 岳人〜〜〜!!何て嬉しいことを言ってくれるのだ!!(≧∇≦) 「いいよ、そんなの。私は岳人さんの踊りが見られればガマン出来るもん。」 「次の公演はまた海外だ。ちょっとスポンサーに頼むから、お前も一緒に来いよ。」 「旅行気分だ。それに公演も毎日、見に来られるだろ?」 「いいのかな、そこまで頼っちゃって?」 「大丈夫だって。向こうが出すって言ってくれてるんだから。」 「・・・また、甘い言葉で女の人をだましてるんじゃないでしょうね?」 またって何!?甘い言葉って!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「してねーって。それに、今、金出してくれるファンは芸術に理解のある元貴族で・・・。」 「ほとんど全員、男だぞ。」 何ですと!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「お、男の人がファンなの?あなたの!?」 それはそれで、またちょっと心配だよ・・・(^_^;)。 「いや・・・たぶん、ファンなのはそいつらの奥さんだろーけど。」 マダムキラー、岳人! 「まぁ、そりゃあ・・・才能のあるダンサーには、どんな人だってお金出すよね・・・。」 「なんか、焦っちゃった。バカみたい。」 「それじゃあ、そろそろ着替えなきゃなんねーから。じゃあな。行ってくる。」 「いってらっしゃ〜い!」 (私は近所の子供たちにテニスを教えたり家事をやったり。) (今度、ペンネームで『フランス最後の王女』なんて本を書こうと思っている。) (岳人さんに止められるかなぁ。・・・こんな調子で結構幸せ。フランスに戻ってよかった!) |