小島空 |
「世界は、らせんを作っている。意味がわかるかどうか、わからんが。」 これは二週目以降かな。 「俺の名前は空だ、小島空(こじまそら)。教師をやっている。副業は庭師だな。」 「教員資格は一応もっているが、何年も前の事だからなあ。上手く教えられるといいんだが。」 何だか先生らしくない先生です。 ※PC航の場合、自己紹介はなし。 「よう、希望は胸にもっているか。弟よ。俺は、ここの教員になったぞ。」 「わははは。ま、上手くやれ。闇に呑み込まれるなよ。」 ドッキーン! 「おー、今日は寒いな。俺の息が白い。」 「こういう時、晴れると星が奇麗なんだが。」 ここで二択。 →「先生、子供みたい」(※PC航の場合「子供みたいだ…」) 「大人と子供の差なんてものは、星が奇麗だとか、そういう台詞でわかるもんじゃない。」 「俺は大人だよ。数少ない、な。」 「ま、法律が規定するから大人とか思わずに、自分の納得する答えを探す事だ。」 「他人の言う事を素直に聞かないのが子供のいいところだ。それでいけ。」 「素直になるのは、大人になったあとでいい。」 よっしゃ!思う存分反抗するぞ!! →「たまには勉強教えた方がいいよ」 「うむ。生徒に勉強教えてくださいと言われるようになったら俺も一流だな。」 「勉強を習いたいと思わせる教師が一番だ。」 「がははは。」 余裕の空先生でした。 「勉強を教えるのも教師だがな。本当は、もっと大事な仕事がある。…それは、格好をつける事だ。」 「教師は明かりだ。生き方の明かりにならなきゃ、子供達の行く先を照らす事は出来ん。」 確かに、先生ってお手本みたいなもんだよなぁ。 「友達みたいな先生でもいいさ。」 「だが、それ以前に明かりとしていつか、別れたその後で姿を思い返し、ああなろうと、思われるような…。」 「そんな人間でなければなあ。」 ここで二択。 →「先生は、どうなの?」(※PC航の場合「兄さんはどうなの?」) 「さあ、知らんよ。俺が明るいと思うかどうかを判断するのはお前達生徒だ。」 「俺は、俺の生き方を貫くだけだな。」 「俺が明かりになりうるほどの人間ならば、いつか、生徒は暗闇で俺を思い出すだろう。それだけだ、俺の確認の手段はない。」 「人間って奴は、1年や2年じゃわからんよ。俺が正しいかなんて、お前達が何年も歳をとってからじゃないとわからない。」 「いいのさ、それで。収穫に立ち会う事がなくたって。俺は先生なんだから。」 そんなこと言わずに、ぜひ行く末を見届けてください!(> <) →「えー先生を手本にぃ?」(※PC航の場合「兄さんを手本に?」) 「手本じゃない、明かりだ。昔はただの思い出だ。俺を真似しても意味がない。」 「実際のところ、どんな偉人の真似をしても仕方ない。」 「昔はただの思い出だ、未来とは違う。昔の真似をするんじゃなくて、超える事を考えなさい。」 温故知新というやつですか。 「だから、明かりなんだよ。真似されるための目標ではなく、俺は、お前の未来を照らすのだ。」 「心もとないかも知れないが、後ろからの明かりなんて、いつもそんなもんだ。」 「俺最大の功績は、お前達を育てた事になる、と、楽しい。」 「だから、がんばれ。」 「そうなれば、誰が俺をほめなくても、俺は俺をほめるから。」 先生のためにも頑張るよ!! 「学問というものに境界はない。得意教科とか不得意教科とか、そういう細かい人間にはなるなよ。」 「勉強と遊びというのをわけるのもいけない。そんな事に意味はない。勉強と言うのは本来何の役にも立つはずだから。」 それは納得。 「地理と国語、社会が密接に関係するように、理科と歴史はひどく関係している。今の勉強の教え方は、そこがいけない。」 「関係を教えていない。現実と勉強をつなげられないのは勉強と勉強をつなげられないからでもある。」 「物事そのものは、本を見ればわかる。辞書を引けば書いてある。それは、なんとなく覚えていればいい。」 「それよりも物事と物事の関係の割り出し方を学びなさい。」 「きっと、役に立つ。勉強にもなる。」 わかりました、先生! 「学問は本来、えんどう豆を見て遺伝を思いつく事なんだから。」 この一言は何かすごく好きです。 「お、すまんすまん。難しい事話して眠くなったなあ。俺も、修行が足りん。」 「…お前はどうせ、死なん。どうやっても死なないから、だから死ぬなとは言わん。」 「だが、お前の部下や仲間は死ぬ。護ってやってくれ。」 「俺は教師だ。生徒がいなくなると、失業する。」 空先生・・・(; ;)。 「絢爛舞踏というものがある。」 「まあ、都市伝説だな。殺せないものも倒せないものもなにもない、死神だよ。」 「どこの世界でもそうだが、そういう奴はな、居なかった事になる。…別に殺しに限った話じゃない。」 「優秀すぎる奴は、そもそも住むところが違ったんだと、そういう風に扱われるのさ。そうしなきゃ、そいつらの心の平静が取れない。」 「うむ、安心しろ。お前がそうなっても、俺はちゃんと偉そうな顔してやるからな。」 ありがとう、空先生・・・(; ;)。 「先生のいいところはそういうところよね。」 なぜここで女言葉!?誤植!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「ん?」 ここで二択。 →「自分に価値があるって思う?」 「娘と散歩した思い出も、それを大切にしている奴がいればそれには価値がある。」 「物事の価値ってやつは、その物を見てもわからない。それを持っている奴を見て判断しろ。」 「お前の大切な人がお前に価値があると言えば、お前には価値がある。」 「それ以外は、全部でたらめでどうでもいい話だ。気にするな。」 わかりました! →「友達で悩んでるんだけど」 「自分が苦しい時に手を差し伸べた人間だけが友人だ。」 「それ以外は、無視していい。」 「うわべの付き合いに価値をもとめるな。」 「…いい事を教えよう。」 「世の中には、全ての損得を抜きで君の幸せを願う者がいる。」 「君だけではない、どんな子供にもだ。…世の中には、全ての子供を守る守護者がいる。」 「未来の護り手だ。」 「それはただの人間で、ただの人間の集団で、ただの人間が作った物だが、ああ、結局現実なんてそんなものだ。」 「だが、何もせんよりはいつだってマシだ。大人になるって事は、何もしないで怯えるのをやめて、何もせんよりはマシだと思う事だ。」 「お前は、大人か?未来を護るにふさわしい、生き方をしてるか?」 『空は、にっこり笑った。』 「宗旨替えするなら、今だぞ。こっちは儲かった試しがないが、いつも楽しい夢を見る。」 「世界にはお人よしがよほど多いと見える。一体何人の介入者を送り込むつもりだろうなあ。」 何!?空先生、気付いてます?? 「どんな知識も知恵も能力も、自分から困る人に手を差し伸ばす事は出来ない。」 「それをやるのは、人の心だ。わけてもそれを、勇気と呼ぶ。」 「人の心を支配する色々な感情の中で、俺は、勇気だけが人の心の王者たりえると思うよ。人の心は、勇気が統治するべきだ。」 「…今の自称大人の誰もそれを言わんから、誰でもない俺が言ってやろう。」 「困る人がいたら、手を差し伸べなさい。」 「勇気をただ一人の王として生きる事こそ、人の幸せだよ。」 「自由とは趣味と道楽の王様で、全ての趣味の中で唯一つ、自分のために使わない事に王たる意義がある。」 「自由というものは、他人のために使うのだ。それ以外の自由は自由と呼ばない。わがままだな。」 「どこが趣味か、か。」 「自分のやりたい事で得にならなければ皆趣味だ。」 「人助けや正義に損得理屈をつけるのはやめた方がいい。賢いようでいて、それはただ醜いだけだ。」 「人を助けるために死んだ人間に損得をつけるな。」 「結局のところ自由を愛するからそれをやるのだ。それだけだよ。それ以上にはなにもない。」 「それを趣味と言わないで、なんと呼ぶ。」 「自由の木は圧制者と愛国者の血を交互に吸って大きくなる。」 「とはいえ、庭師として言わせて貰えば、血を吸えばいいって訳でもない。」 「その血が苦いと思うから自由の木は大きくなるんだ。」 「圧制者と愛国者の血が甘ければ…自由の木は育たないだろう。」 「苦く、それを厭うから木は大きくなる。大きくならねば血を吸わねばならぬから、大きくなるのだ。」 「心から血を嫌うから。」 「それを忘れるな。木のために進んで死のうなどと思うなよ。」 「それは、なにかを待つ心であった。」 「それがいつになるかわかりはしなかったが、自分の力でそのなにかに手を伸ばそうという、心であった。」 「いくつもの生命を渡り歩きながら、それは何千年も待っていたのだ。そしてこれからも、ずっと待つだろう。」 「それは人の心の上に浮かび上がる一つの幻想だった。」 ここで二択。 →「それは見つけられた?」「それの名前は分かったの?」(結果は同じ) 「もちろん。めでたしめでたしだ。」 さらに二択。 →「で、なんの話ですか。先生」(※PC航の場合「で、なんの話ですか。兄さん」) 「お前の心の話だよ、生徒よ。お前の心の中には、先人が引き継ぎ、俺が引き継いだものが入っている。」 (※PC航の場合「お前の心の話だよ、弟よ。(以下は同じ)」になる。) 「大事にしろよ。俺達は、なんとかこうにかどうにかして、ようやくお前の代まで渡したんだ。」 「それはいつだって、明日を待っている。それは待っているだけしか能のないものだ。」 「だが、俺達は、それが好きだよ。」 「俺達の後を引き継ぐお前もきっと、好きになると思う。」 →「よかったね」 『空は、なんとも泣きそうな顔で笑った。』 「その通り。」 「結局生きるという事は、ただそれだけのために万難を排する事だろう。」 「おお。いい目をするようになったじゃないか。いいね。」 「やっと調子が出てきたな。」 「さすがは介入者というところだな。がははは。」 「世界の王のような顔をしてるじゃないか。」 「いいね、その顔。」 「俺は好きだよ、そういうごうまんな瞳。俺は好きだよ、そういう死に急ぐ生き方。」 「知ってしまったからには、仕方ないよな。可能性って奴を。世界が変わる可能性を。」 「それを知ったら何でも犠牲にしてしまうしかないよな。例え兄弟でも。」 「…だって世界が、美しい事を知ってしまったから。」 「今、ブレインズベースが大規模魔法を準備している。」 「ダイスやバンダイの担当者も、新しい魔法を成功させるために動いている。」 「そう遠くもないどこかで、第7世界側から新しい儀式魔術が行われるはずだ。」 「この戦い、お前は脇役だよ。いや、いつだって脇役なのかも知れないが。」 「この戦いの主役は、俺もお前も名前を知らない一人の兵士だ。」 「そいつの心に、魔法を掛けるのが今回のミッションだ。お前の役割は時間稼ぎ。」 「せいぜいいつものように殺して、戦況を安定させてくれよ。」 「一人の魔術師が、思ったのさ。」 「幾人かの娘を助ける事が出来る魔法なら、もっと多くを助ける魔法があってもいいはずだ。」 「今度は前のとは違う。もっと大規模の魔法だ。」 「…幻獣と人間、それぞれ一人ずつの心の中に、真実を見通す瞳を贈ろうと思う。」 「なあ、醜い幻獣のガキが可愛い女の子に見えたら、あるいは俺達が化け物に見えなくなったら…。」 「世界は美しくなるかな。」 「それともより醜くなるかな。」 「俺は、それが楽しみだよ。」 「世界が、美しくなるといいな。せっかく俺達が生きている世界なんだから。せっかく俺達が生まれてきた世界なんだから。」 「なに、人間ってやつはそこまでバカじゃない。そう思おうや。」 「俺達は成功する。そして俺達の知らないどこかで少年と少女が、戦いの無意味を知る。」 「今回の介入は、それが全部だ。」 「そのためには、何はともあれ戦線を安定させなきゃならん。」 「頼むぞ。あんたも音に聞こえた絢爛舞踏だろ。」 「ワクワクするよな。殺すしか能のない俺らでも、世界の役に立つかも知れないぞ。」 「ああ、俺達は何者も後世に残せないかも知れないが、この胸にある春の風だけは、次の時代に繋がって欲しいなあ。」 「…それさえあれば、人間も結構いけるんじゃないかな。どんな暗闇の中にでも。」 「え。戦況の安定以外に、なにすればいいかって?」 「…そりゃもちろん、魔術を使うのさ。」 「どうやって魔術を使うのかって?」 「……願うのさ。魔術は嘘の代名詞だが、願いを込めれば別のものになる。」 「そいつは希望に変わる。」 「こうなるといいなって、ずっと思う事こそが、魔術の第一歩だ。」 「出来ない事をやってのけるやつは、いつだって希望を持っているのさ。」 「…種や仕掛けをする奴は別働でもう動いている。絢爛舞踏祭で第6世代側にでかい穴は開いた。砲座標データは俺が入力した。」 「後は、大和の照準次第だ。」 朝一で発生するイベント。 PC「な!なんだ!?」 『どこか遠くで、あなたは大爆発の音を聞いたような気がした。 たくさんの人の万歳の声も。』 何事ですか!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「プッ、プッ、プッ、プー。」 『空は、あなたに紙パックのジュースを渡した。』 「ミッション終了だ。」 「今頃、どこかの誰かの見える風景が、変わっているはずだ。成功だよ。」 ここで二択。 →「そうか…」 「そうだ。今、この世のどこかで一人の少年と少女が、びっくりしている。」 「それだけだな。めちゃくちゃ金使って何年か準備して、大勢の人を使って…。」 「ただ、それだけだ。」 「後は世界にまかせよう。」 「いい話じゃないか。伊達と酔狂はこの世の光だ。」 「それがなければこの世は闇だ。どこにも救いがない。」 「よりにもよって、俺がゲーム作って…、よりにもよって、お前が遊ぶからこそ…、世界は輝くのさ。」 「ぴっかぴかにな。」 「…また、どこかで会えるといいな。俺は、願う事にするよ。」 →「しまらないエンディングだなぁ」 「ああ、結局現実なんてそんなものだ。」 「未来の護りって奴は、ただの人間で、ただの人間の集団で、ただの人間が作った物だからな。」 「でも、いいだろ。ないよりは。ずっと。」 「敵をぶっ殺してハッピーエンドを名乗るより、マシな未来になるはずだ。」 「…それよりも、今は乾杯しようや。今日は、いい日だ。」 「さて、次はどこの世界に行こうかな。順番から言えば次は第7世界だが…。ま、ゆっくり考えるか。」 「第3世界でもいいなあ。タカツキに久しぶりに会うのも悪くない。」 「……なあ。」 「この世界を、救ったら、次はどうする?」 ここで二択。 →「次の戦いへ」「一度戻る」(結果は同じ) 「そうか。いや、そうだろうな。……それしかないものな。我々は。」 「いや、気にするな。」 一枚絵登場! 右手を顎に当て、左手を右ひじに当てて考えるポーズをする空先生。 バックは神秘的ならせんです。 ED 『春が来たら家に帰れると、戦いの間中、友達とそう言い合っていました。 そして、実際に春が来て家に帰る段になって、私は今度は…… 帰るのが、とてもおしくなりました。 ここで家に帰ったら、もうこの仲間達と、もう二度と会えないのではないか。 そう思えたのです。』 (108警護師団に配属されていた学生兵の手記より) 『いつものように家を出ると、空先生が立っていました。』 「いよう。……今日から別の場所に赴任だったな。」 「その前に担任として、お前の顔でも見ておこうと思ってな。……なんだ。顔を見られるのは嫌か?」 「わははは。かわいげのある奴だ。……うん。まぶたには焼き付けた。ではな。」 「さらばだ。」 先生・・・(; ;)。 ここで二択。 →「袖を掴む」 「……お前も物好きだな。よしよし。」 『空先生は満足そうに笑うと、あなたにつきあう事にしました。』 →「まってくださいよ先生!」(PC航でもこの選択肢です(笑)。) 「新しい任地はどうした。まったく……。」 『空は嬉しそうに笑っています。』 実は全て知っていたようです。 のらりくらりしているようで、先生の言う事は深くて心に残ります。 航絡みのイベントがなかったのが残念。 EDはすごく好きv |