野口直也 |
「ども!野口直也(のぐちなおや)といいます。よろしく。」 こちらこそ、よろしく! 「知っているかも知れないけど、この部隊を含めた第108警護師団に石油を使う車両はほとんどないんだ。」 「学兵が活躍したという熊本戦でも学兵の損耗率は50%を越えたからね。二人に一人は死ぬか、戦傷で戦闘力喪失だ。」 「損耗率の高い学兵を全然に回さないと軍部が判断したのはまあ、常識だろうね。」 「あるいは今更自分達の罪深さに気付いたのかもしれないけれど。」 「そして前線に回さないと決めた部隊に血よりも貴重な石油を使う必要はどこにもない。だから、車両はないんだよ。」 「あるのはウォードレスと同じ燃料で動く、人型戦車くらいのものさ。」 「問題は、こちらが戦う気がなくても、幻獣はそうでなかったという事だね。」 「…まあ、相手の弱点を突くのは常識的な軍隊として当然過ぎるところがあるけれども。」 石油は貴重だそうです。 「なんでこの青森が戦場になったか、わかるかい?」 「日本の策源地である北海道、その守りを固める第7師団が強いからさ。」 「幻獣は馬鹿からはほど遠い。」 「北海道を直接攻撃するより本土との連絡線を邪魔して食糧や人造石油の輸送コストを高くしたほうが嫌がらせになると考えたのさ。」 幻獣にも知恵があるようです。 「常識から言えばこの戦争は負けるよ。」 何ですと!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「敵の兵力数の方が多くて、こっちは分断されて宿営している学校単位で戦っているのが現状だ。楽観する材料はどこにもない、今のところは。」 「…問題は上が常識を外れて物を考えられるかどうかだね。」 「あるいは楽観する材料が出来た事をどれだけ重視するかだ。」 「え、」 「俺ならそうだね、冬季攻勢するね。向こうよりもこっちの方が冬季装備は充実している。」 「策源地が近い分、補給の心配も少ない。」 「第7師団の重装備は使えないだろうけど、どうせ、北海道の守りは必要だ。最初からないと思えばいいからね…。」 どうやら上に不満を持っている?あんまり信頼してなさそうな感じだなぁ。 「人間には二種類がある。知らない間に集団犯罪に加担する人間と確信的な犯罪者だ。」 「どっちも救いがないね。」 「俺はもちろん、確信犯だね。下っ端だけど、それに加担している事を知っているから。」 野口は頭が回りそうな感じです。 「俺の話は戦争の事ばっかりで面白くないよね。」 あら。自分でもわかってるんだ・・・(^_^;)。 ここで二択。 →「そんなことはないよ」 「ありがとう。そういってくれると助かる。」 「俺は俺が思っているよりもずいぶん面白くない性格みたいなんだ。いけないと思っているんだけど…。」 「戦争は、俺達にとって他人事じゃないからね。どうしても考えてしまうんだよ。」 確かに、戦争が日常の世界だと考えずにはいられないんだろうなぁ。 →「たしかに…」 「すまない。他に話題がないかいつも考えてはいるんだけど。なかなか思いつかない…。」 「俺はきっと、臆病なんだろう。みんなのように眼前の死を無視して笑ったり、話したりする事は出来そうもない…。」 「今のところ、日本は健闘している。健闘出来ている間に和平交渉をするべきだと思うね。」 「幻獣には口がないというけれど、でも、意思疎通の手段は口だけじゃないはずだ。」 「ま、そんな事を考えている軍閥はないだろうけどね。」 そんなことを考えている暇があれば幻獣を倒せと言われそうな気がします(^_^;)。 「…ああ、いやごめん。退屈させたね。」 そういうわけでもないけど、もうちょっと甘い話がしたいなぁ。 「なんで軍人になったかって?ならずに済んだらそうしていたよ。でも、俺の地元は保守的でね。」 「俺だけ学兵にならないというのは、ひどく評判が悪くなりそうだった。」 「そりゃそうだ。自分の息子は戦死しているのに隣の息子はぴんぴんしているんじゃ、ね。」 「まあ、円満な近所づきあいのために職業殺害者になったわけさ。」 自虐的な言い方をする野口が・・・(T△T)。 「ひどいと言えば、これほどひどい話もないだろうね。」 「長距離陸上競技は戦争に似ている。身体能力だけで押し切る短距離とは、違う。駆け引きや作戦がよりものを言う。」 「実際のところ、今の軍隊は超人も英雄も必要としていないと思うよ。それがいいかどうかは、わからないけれど。」 では、何を必要としているんだろう・・・。 「もし軍隊で偉くなったら靴を直したいね。旧軍の靴よりはましだけど、今の靴も、やっぱりひどい。」 靴ですか?( ̄□ ̄;) 「銃の改良よりも靴の改良をした方がよっぽど役に立つよ。」 「特に我が108警護師団は車両輸送を考えてないんだから…。」 「いや、ただの靴なんていうけどね…。靴次第で疲労や不整地での事故、移動速度はずいぶん変えられると思うよ。」 「この国は靴を脱ぐ習慣があるせいで、靴へのこだわりが薄い。」 「それに、銃を撃つのは最後の最後だ。でも靴は戦闘の最初から最後まで使うんだよ。」 野口は靴にこだわりがあるようです。 「熊本要塞で奮戦した善行(ぜんぎょう)という指揮官がいるんだけど、彼は大陸で歩兵部隊の指揮官をしていた時、乗り物を使わなかった。」 おぉ!ここで善行の名が聞けるとは!\(>▽<)/ 「なんでだと思う?」 「機動性が高いからさ。ガレキがつんであっても山道でも、日本の足ならどうにか越えられる。」 「戦車じゃこうはいかない。」 「同じ事なら輸送ヘリを使ったヘリボーン作戦でも言えるだろうけど、日本の足で歩く歩兵は、同時に面を制圧出来る事を意味しているからね。」 「ヘリボーンでも航空機でも制圧出来るのは点だ。それ以外の全部は歩兵の領土だよ。」 「歩兵は歩兵で、陸軍の主力となるだけの意味があるのさ。」 「それは人の居るところならどこにでも行けると言う事だ。」 歩兵の利点を語る野口でした。 「…余計な事かも知れないが、君に合う靴を選んでみた。」 突然何だ!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「受け取ってくれるとありがたい。」 ここで二択。 →「ありがとう」 『軍用靴を手に入れた。』 『新しい靴はすばらしい履き心地だ。歩くのが楽しくなりそうだ。』 「たぶん、似合っていると思うよ。…じゃあ。」 「たぶん」って何だ!?Σ( ̄ロ ̄lll) →「いや、いらない」 「そ、そうか…。」 『野口はそのまま、何も言えなくなって離れていった…。』 あわわ・・・ごめんよ、野口・・・(;´д`)。 「…君は、靴下が好きか?いや、なんでもない。」 !!!Σ( ̄ロ ̄lll) 「…忘れてくれ。君には残酷すぎる話だ。」 この辺から野口がおかしくなっていきます(笑)。 「このマークは、白い靴下旅団…。友よ…奴らか。」 「奴らがこんなところまで来ていると言うのか。」 ついにソックスハンターが!(> <) 「白い靴下旅団。武力闘争すらも辞さない原理主義的靴下趣味団体。」 「奴らのせいで大勢の仲間が自由を捨てた。」 「どんな靴下にも美しさはあるというのに…。それは自然への許しがたい冒涜だ。」 あわわわ、ソックスハンターシナリオ発生!? 「…いや、だが俺達はたとえ二人になっても戦うぞ。ソックスバビロン!」 勝手に変なのに任命されてる!?Σ( ̄ロ ̄lll) ここで二択。 →「だれそれ?」「自分を指さす」(結果は同じ) 「決まっているだろう!Y・O・U!!」 「キミはソックスバビロン。そして俺はソックスアトランティス。」 「なんということだ、俺の事すらも忘れてしまったということか。」 忘れたも何も、元々知らないよ!!(> <) 「ああ、なんという運命の皮肉。なんという残酷な戦い。」 「おのれ!許さんぞ白い靴下旅団!!」 「…気ヲ付ケェ!なんだお前の態度は!この件に関しては私が指揮官だ!」 「ビバクツシタ、ビバクツシタ!お前もやれ。やるんだ!」 ヒィィ・・・(;´д`)。 ここで二択。 →「は、はい」「わかったやるから迫らないで」(結果は同じ) 「ビバクツシタ、ビバクツシタ!」 「そう、それでいい。これで君も立派な我々の仲間だ。」 「靴下一杯の愛情を込めて心の底から歓迎する。これからの戦い、厳しくなるぞ。」 全然嬉しくないよ〜(T△T)。 「キミが探しているものは、俺達が探しているものだ。」 「その名は伝説の1年靴下。今までだまっていてすまない…。だがそれでも私は…お前のことを。」 いや、そんなもの探してないですが・・・(汗)。 「いや、今は言うまい。」 「かわりに誇らしく言おう!!」 「ビバクツシタ、ビバクツシタ!」 「さあお前もやれ。やるんだ!」 またですか!?(> <) →「は、はい」「わかったやるから迫らないで」(結果は同じ) 「ビバクツシタ、ビバクツシタ!ビバビバビバ、ビバクツシタ、ノンノン。」 「そう、それでいい。」 「ますます敵の攻撃は激しくなるだろうが、俺は負けん。その相棒であるキミも頑張れ。」 誰か助けて〜!(T△T) 放課後(5時間目終了後) 『ノエルがやってきた。ホウキをもっている。』 「こら、男子!サボるな!野口、お前も掃除しろー!」 「ダマレ!魂までも白い靴下旅団に奪われたな!」 「はぁ?アンタ何言ってんのよ。」 野口対訳「(その通り、私が白い靴下旅団の大幹部、ワンポイントのノエル!)」 何ですか、この対訳は!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「なんということだ…。なんという呪われた運命、なんとおぞましき使命!」 「クラスメイトが我々の敵とは。」 野口はすっかり自分の世界に入っちゃってます。 「バカなこと言ってないで掃除すりゃいいのよ、さっさと。もー、手をかけさせないでよね。」 頑張れ、ノエル! 野口対訳「(さっさと死んでしまえばいいのよ 早く死になさい。)」 野口対訳「(そして白い靴下に愛を捧げなさい。)」 野口・・・(;´д`)。 「なんという残酷な発言、なんという冷酷無慈悲な宣言!その手で何人の仲間の命を奪った!」 「…あのなぁ!しまいにゃぶったたくからね!」 さっぱり意味の分からないノエル。爆発寸前です。 野口対訳「(今まで食べた米粒の数を覚えているかぁ?アアン!?)」 「醜悪なる瘴気…。魂まで白い靴下に奪われたな!ノエル!!」 「お前なんかに呼び捨てされたくないわぁ!」 ついにノエルがキレました。 ここで妙な効果音発生(笑)。 『ホームラン。野口とあなたはホウキで叩かれて星になった。』 な、何でPCまで!?Σ( ̄ロ ̄lll) 「バカタレ…。」(ノエル) 場面が変わって、運動場に倒れる野口とPC。 「おい…生きてるか。」 ここで二択。 →「なんで私が…」 「運命だ。運命なんだよ、ソックスバビロン…。がくっ…。」 何が運命だ!(> <) →「ああ、なんとかな」 「良くわかっているじゃないか…。がくっ。」 『しょうもない事で一日が終わりました。』 「ソックスバビロン…。いや、キミだよ、キミ。という事で、最初の仕事だ。」 『野口は、テープレコーダーを回した。』 野口っぽい声 「おはよう野口君。今回の目的は小島兄弟の靴下を手に入れる事だ。」 「なお、君、もしくは君の仲間が囚われ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないのでそのつもりで。」 「健闘を祈る。」 PCに靴下を取って来さそうとしてる!?Σ( ̄ロ ̄lll) 『どうしますか?』 二択 →「……(視線を外す)」「お前の声じゃねえか!」(結果は同じ) 「そのリアクションは俺との友情を終わらせる事になるぞ…。」 野口・・・(^_^;)。 「君は靴下を集めればいいんだ。そう…今回の目的は小島兄弟だ。頼んだよ。」 まぁ、彼等とは仲良しだし、上手くやってきますよ! (小島兄弟の靴下入手後) 『野口は、あなたを校舎裏へ連れ出しました。』 「良くやってくれたバビロン君。」 「これでまた我々は、辛くも白い靴下旅団の魔の手から靴下を守る事が出来た。」 「ありがとう、本当にありがとう。で……。」 「これ、どんな臭いだったの?」 何ですと!?Σ( ̄ロ ̄lll) ここで身を乗り出してくる野口・・・(笑)。 「効いた?…効いた?」 効くって何ですか!?Σ( ̄ロ ̄lll) ここで二択。 →「……まあ」 「そうか。」 「効いたのか…、いい話だ…。」 どこがいい話なんだ・・・(;´д`)。 →「殴る」 ポカッ。 「なんで…、がくっ…。」 『野口は救急車で運ばれました。』 『あなたは取調べを受け、しょうもない事で一日が終わりました。』 貴重な一日を返せ〜!(> <) 「臭い靴下をかいでいると、うんこしたくなるよね。いや、この事はかなり重要な事だよ。」 「我々の活動は医療行為として認められる日が来るかも知れない。輝かしい未来だ。」 「戦争なんかやってる場合じゃない。」 何か、もう、相手したくなくなってきた・・・(^_^;)。 放課後(5時間目終了後) 『ノエルがやってきた。ホウキをもっている。』 「今日こそは掃除してもらうからね。アンタがやらない代わりに私がやってんだから!」 「こら。わかってるのか!」 頑張れ、ノエル!野口に対抗できるのはアナタしかいない!! 「ふむ。ではこれに名前をつけねばなるまい。」 何だそれは!?( ̄□ ̄;) 「そう…北欧で言う暁の星という名で、ノエルというのはどうかな。」 「それはぁ、私の本名だ!」 ノエルがキレました。 バシィ! 「…だから男の子は嫌いなのよ。みんなみんな、だいっ嫌い!」 『ノエルは走っていった…。』 「…何なんだ一体。」 あっけに取られる野口。 ここで二択。 →「自分の名前、嫌いみたい…」「泣かせるなよ」(結果は同じ) 「…しまった。そんな事気にしてたなんて…。」 「いや、いや…いい名前だと思ってたんだが。……。」 野口には本当に悪気はなかったようです。 「謝りに行こう。」 「付いてきてくれ。…付いてくるよな?」 不安そうに聞いてくる野口。一人じゃ行けないのか!お前は!!(笑) 『そして…。』 校舎裏にて。菅原に謝る野口。PCが温かく見守ってます(笑)。 「すまん。名前を呼んだ事を謝るつもりはないが、ふざけすぎた。」 「…なによ。その謝ってない謝り方はぁ。こっち見るな。」 ノエル、怒ってます。 「バカ、泣いてるんだから!」 「僕はノエルと言う名前をいい名前だと思っている。実際のところ、かなり気に入ってもいる。」 「……。」 黙り込むノエル。 「キミの名前を悪く言う意味で使っているわけじゃない。」 「気に入ってるから使ってる。だから、ごめん。」 素直に、ストレートに謝る野口はカッコいいです(*^^*) 『ノエルは、走っていった。』 PCのところへ歩み寄る野口。 「…許してくれるといいんだが。」 ここで二択。 →「許してくれるよ」 「…許してくれなくてもいいが、自分の名前を嫌って欲しくはないなぁ。」 「自分を否定する必要なんて、どこにもないだろう。」 靴下のことさえなければ、本当にいいヤツなのになぁ・・・(^_^;)。 →「潔い謝り方だね」 「…それは嫌味、なんだろうね。いや、実際俺が悪いんだが…。」 『野口は、肩を落として歩いていった。』 放課後(5時間目終了後) ノエルに声をかける野口。 「ノエ…菅原…探したよ。」 「…でもいいよ。」 顔を赤らめ呟く菅原。何、このいい雰囲気は!?\(>▽<)/ 「え?」 「乃恵留でもいいって言ってるんだ!バカぁ!そこで聞こえないフリするのが大嫌い!」 ノエルがキレました(笑)。 『ノエルは、走っていった。』 「……。」 あっけに取られる野口。 「…聞こえなかったよなあ…。」 確かに、聞こえなかったよねぇ・・・(^_^;)。 「色々あって懲りたよ。これからは、黒い考えは想像だけにとどめる事にする。」 そうするのがいいよ、うん。本当に。 「……黒い考えを現実なんかにしてしまっちゃ駄目だよなあ。本当に駄目だな。」 「思う事と実行する事は違う。そんな常識的な事を僕とした事が忘れてた。」 「それで人を傷つけてしまった……。」 「…だから、常識人は常識人として生きていくよ。」 「それが多分、一番の幸せだと悟ったんだ。」 うんうん、もう靴下のことは忘れちゃってください。 ここで一枚絵登場。 両手に靴下を持ち、落ち込んだ感じの様子の野口? 靴下に別れを告げているのかな? ED 『もし銃を置く事があったのなら、どうしてもやりたい事があってね。 もちろん話を聞いた瞬間にそれをやりました。』 (108警護師団に配属されていた学生兵の手記より) 会議室にて。PCと野口が話してます。 『その日…。』 「……以上が連絡です。これで、僕たちの戦争は、ひとまずは終わる事になりますね。」 堅苦しい仕事の話はここで終了です。 「それと、個人的な用件ですが、少し時間、ありますか。」 もちろん、大丈夫ですよ(*^^*) 「ありがとう。はい。これ。」 「……見て分かりませんか。ストップウォッチですよ。ええ。これで測ってもらいたくてね。」 「僕が陸上の選手だったって、言ってませんでしたっけ。今日から練習再開ですよ。」 何ですと!?それは初耳だよ!ビックリです。 「いつ試合があるのか分からないけれど。」 「それで測って欲しいんです。」 ここで赤くなる野口。どうしました? 「……いや、……あなたに見てもらいたいんですよ。僕が走るところを。遅いか速いかわからないけれど。」 「たぶん本当の、僕を見てほしくて。」 野口!!(≧∇≦) 「……よし。じゃあ、着替えてくるんで、少し待っていてください。」 野口は靴下でした。 いや、もう、最初の方がまともだっただけに、やられました・・・(^_^;)。 ノエルとの関係が気になるなぁ。最後にはいい感じになってた・・・のかな? |