ウキョウ
ウキョウルートはこの物語の核となるシナリオでした。
ウキョウはなぜ主人公を助けようとするのか、殺そうとするのか…。
なぜこれから起こりうることを知っているのか…主人公の事をどう思っているのか…。
そしてなぜ二重人格になってしまったのか…。
さまざまな謎が明らかになります。
他キャラ攻略時はバッドEDでいろいろやられてたのでちょっと怖い人だなぁと思ってたのですが、まさかこんな事情があったとは…。
いや、もう、切ない…悲しすぎる…(T△T)。
主人公を陰ながら見守り、一人死んでいく…。
他キャラ攻略時は一体どんな気持ちで主人公とその相手との事を見守っていたのかを考えると…。
ウキョウやった後は他ルートプレイできないよ…(T△T)。
好きだから近づきたいけど、それは同時に自らの手で彼女を危険に遭わせることにもなり…。
苦悩するウキョウが見ていて辛かったです。

基本シリアスなんだけど、ウキョウの言動がおかしいところがたくさんあって楽しくプレイできました。

家でお茶でも飲んでいきませんかと言うと全力で拒否するウキョウ。
「人気のない場所で俺と2人っきりになってはいけません」
「いろんな意味で変なことをしない自信がぜんっぜんないからね!」
自信たっぷりに言い切るところが(笑)!!

「……あのね、言っとくけど、寝てる俺に不用意に近づいたら駄目だよ」
「どんな目に合うかわからないからね」
そこで起きてる時ならいいかと尋ねると…。
「起きてるときはもっと駄目です。俺との距離は常に2メートル以上開けるように努力してください」
裏ウキョウよりより危険なのか!?

花火大会。イッキとの約束をキャンセルし、ウキョウを探す主人公。
「俺に近づいたら良くないって警告しただろう」
「会いたいなんて、そんなこと言ったら、駄目だ」
「……俺も、君に会いたかったよ。けど駄目だ。俺は君に会ったら駄目なんだよ」
「俺の手で、こんな風に、君に触れたらいけないんだ……」
ウキョウ…(T△T)。

ちなみにウキョウを探さず、花火大会イッキと行かずに家にいた事を伝えるパターンでは…。
せっかく誘われたんだから行って来れば良かったのにと言うウキョウ。
「……馬鹿だな、君は」
「だけど……少し嬉しいかな」
「そういう感情はもう擦り切れたと思ってたんだけど……俺は妬いてたみたいだ」
他の世界ではウキョウはずっと主人公と誰かが仲良くしてるのを見ているだけだったんだよね…。
もう何度も、何度も…。
「イッキが悪いヤツじゃないのは知ってるけど、それでもやっぱり君を譲るのは、嫌だ」
「嫉妬するし、悔しい」
「勝手なこと言ってごめん」
「でも、それが俺の本心だから伝えれるうちに君に伝えておきたかった」
ああ、切ない…(涙)。
でも、ウキョウも全く気にしてないわけじゃないって事がわかったのでちょっと嬉しかったです。

イッキのファンからの嫌がらせを心配するミネに対し。「やり返してくるね」の選択肢には笑いました。
強いぞ、主人公!
「え、それは、その、気持ちはわかりますけどやめた方が……!」
慌てて止めるミネとオリオンがおかしかった(笑)。

それにしても今回はリカが親友だったことにビックリ。
敵に回せば怖いけど、味方につければ心強い!!
しかしやっぱりここでもイッキファンクラブが関わってくるんですねー。
出来ればもう彼女たちには関わりたくなかった…(;´д`)。

寝ぼけて主人公を抱きしめた後、慌てて謝るウキョウがvv
「なんか触ってたよね!?ほんとごめん、図々しい右手で!」
ナイス、図々しい右手!(≧∇≦)
「右手が悪いんですか?」と尋ねると。
「……いえ、俺が悪いです。ごめんなさい」
「俺はこういう距離感忘れるヤツだから、なんだったら今後のことも考えてこの右手折っておこうか?」
ヒィィ!!何て過激なのだ!!(;´д`)
「そのくらいのことは慣れてるから大丈夫だよ。どう?」
そんなこと笑顔で言われても…(^_^;)。
「だけど、駄目じゃないか。この間言ったろ、寝てる俺に近づくと良くないって」
「俺を発見したらその場で逆方向にダッシュするくらいの勢いじゃないと危険だよ」
怒られちゃったけど、近づきたいんだよねぇ。

異人館で出会った事を思い出したので「泣いてましたよね」と聞いてみます。
「君が俺のことを忘れてても仕方ないって思ってたのに、おかしいな」
「……やっと、あの日のことを知っている君に会えた」
「それだけで……はは、また泣くかもしれない」
今まではどの世界の主人公もウキョウの事知らなかったんだよね。
あの日のことを…ウキョウの事を知っていた主人公に会えたのは初めてなんだよね…(T△T)。
「……俺は……俺はね、○○(主人公)」
「あの春の日からずっと君が好きだったよ……」
ウキョウ…(; ;)。

冥土の羊メンバーで納涼祭に行くことを知り。
「納涼祭か……ああ、厄介な……」
「あのね、○○(主人公)。納涼祭は大変なことになるよ」
「屋台のガスボンベが爆発し太鼓を積んだトラックが暴走し看板が落ちてきて直撃し」
「お好み焼きのヘラが額に刺さりカタヌキの爪楊枝が左胸を貫き金魚すくいの水で溺れ」
「リンゴ飴が喉に詰まり山積みのバナナに埋もれカラオケ機材に頭を打って」
「最後は落とし穴に落ちて死んでしまうかもしれないのに……!」
これすっごい笑いました(笑)。どれだけ心配性なんだ…!
「ナニ言ってんだこの人……」
オリオンのツッコミがまた良かった!\(>▽<)/

そんなに心配なら一緒にどうかとウキョウも誘う店長。
「……行こう。ああ、行くしかないね。彼女を1人にはしておけない。俺の命に代えてもね」
本気で言ってるところがまたおかしい(笑)。
「だから、なんでお祭りに行くのにそんな悲痛な覚悟がいるのさ……」
オリオンのツッコミも的確過ぎる!\(>▽<)/

そしてお祭り当日。
「…………不安だ」
「これ、犯人はこの中にいるどころの騒ぎじゃないよ。ああもう、何をどう気をつけよう」
「あのね、○○(主人公)。今日はできれば俺から離れないで」
ウキョウ、パニクってます。
「あーいや違う!それじゃダメだ!」
「俺から距離を取りつつ誰か1人と2人きりにならないようにしつつ周囲すべてに警戒するように」
何だそれは!?(≧∇≦)
「俺も頑張るから!ね!」
ね!って言われても…(笑)。

かき氷早食い大会で優勝し、主人公を家に送ることになったウキョウ。
「あのね、優勝したし、便宜上俺が君を送ることにしたけどほんっとに気をつけてね、俺に!」
「本当は他のヤツに任せられれば良かったんだけどな」
「……あれだけ地雷が揃ってると誰を君に送らせても新たな火種になりそうなんだよね」
「君の安全を考慮すると俺が送るのがベストであると判断したんだ」
「それだけの理由ですか」と尋ねてみます。
「……それは……」
「……正直に言えば、俺がキミと一緒にいたかったからっていう気持ちもあるよ」
「というか……それがものすごく大きいのは確かなんだけど」
正直に言ってもらえて嬉しいvv
しかし、もうそういう感情だけでは動けないのだと。
「俺は君が傍にいないことに慣れてきたのにな。最近、我慢できなくなりつつある」
「……どれだけ時間が過ぎても、君に会いたい気持ちだけは簡単に消せなかったよ……」
ウキョウ…(T△T)。

外で寝ているから寝袋を買おうとしているウキョウに、「私の家で仮眠しますか?」と言ってみます。
「駄目だよ!俺にそんなこと言ったら!」
「俺の好感度上げてはいけません! 付け入るよ!?」
ぜひ付け入って!!(≧∇≦)
「大体、君は最初に出会ったときから、俺に優しすぎるの!親切だし!いい子だし!可愛いし!」
「なのに妙なスネ方したり時々ムキになったり涙もろかったりとにかく全部駄目!」
聞いてるこっちが恥ずかしい!!(*ノノ)
「……ただでさえ凄く好きなのにこれ以上好きになったらこの後が辛いよ」
「俺はもうしばらくしたら君の前から消えるから」
そんな…(T△T)。

昼寝しようとするウキョウを見ていると、気になるので見ないでくれと言われました。
「君は駄目です。……っていうか、君が駄目です」
「……他の人は気になんないけど、君に見つめられてると眠れないよ」
それは主人公が特別って事でいいですか!?(≧∇≦)
最近は例外だが、主人公の前で寝たことはほとんどないらしい。
「だから……君に見られてると意識してしまうというか…………恥ずかしいんだよね」
「ってふつうこれ女の子が言うよね!?なんで俺こんななんだろう!」
だってウキョウだし(笑)。乙女、乙女!!

8/23。初めてのウキョウからのお誘いでデート。
別れを意識して、主人公との思い出の場所で懐かしそうにいろいろと語るウキョウが切なすぎる…。
「……そういえばさ、君と2度目に会ったのってあのお店だったんだよね」
「俺、メイド姿の君にものすごく動揺しちゃってんだけど、覚えてるかな?」
「まさか君があのお店でバイトしてるとは思わなかったから、意表をつかれてほんと驚いたよ」
「今だったら即死レベルだね。あんまり可愛くてそのまま連れて帰りたかったよ」
『それは拉致です』
オリオン!!いいとこなのに絶妙なツッコミ(笑)!!
「そんで、動揺しすぎてコーヒーと紅茶と抹茶とオレンジジュースとレモネード注文しちゃったんだよね」
何ですとー!?誰か止めてやって!!Σ( ̄ロ ̄lll)
「気合で全部飲んだけどさ、あの時は大変だったなぁ」
「店長にはよくぞ飲みきったってほめられたけど」
「……あの人って毎回キャラ違うよね。基本の性格一緒だけどさ」
「って、んなこと言っても君はわかんないか。ごめんね」
私にはわかるよ!「客は敵だ!」とか言い出した時はびっくりしたよ!!
「…それから常連化して、君をデートに誘うまでは一体何日かかったかな」
「俺は君に会うたび、毎日ドキドキしてたんだ」
「……楽しかったな、あの頃は」

そして主人公と競争したという坂。結果はウキョウの惨敗らしい。
「……でもさ、負けちゃったけど、いい思い出だよ」
「君がムキになる顔が見られたからね。そんな顔もするんだなぁってさ」
「……大人しくて優しいだけの子じゃないんだなって、そう思ったよ」

二人でよく散歩した道。
「再会したばかりの頃、俺は隣を歩く君に緊張して……なのに、君と手を繋ぎたくてさ」
「君の手を引く理由がどこかにないかなーって真剣に考えてた」
何て可愛いvv
「ほんとに手を繋いだのは、何度目にここを歩いた時だっけ」
「……ちょっと恥ずかしかったけど、嬉しかった。君の照れた横顔が可愛くてさ」
「ああいう瞬間を撮ればきっと凄くいい思い出なんだろうけど」
「駄目だね。とてもそんな頭働かなかった」
「……いつか、また。君の恋人としてここを歩きたいって俺はずっと願ってた……」
「……うん、そんな願いもあったんだ。……、もう、随分前の話だけどさ」
ウキョウ…。

駅前。
「ああ、戻ってきちゃったな。でもここにもちゃんと思い出がある」
「あれは……誰だっけ、イッキか、トーマか、そのあたりの誰かとここですれ違ったんだ」
「君と親しげに会話してるもんだから、俺が妬いちゃってさ。……余裕なさすぎだよね」
可愛いvv
「君は友達が多いから、ほんとに羨ましかったよ」
「でも、そういう友達が多い君が自分を選んでくれたことを、誇りに思ってもいた」
「……本当に、嬉しかったんだ」

踏切前。
「……告白したのは、ここ」
「君を家に送る途中、家につくまでの間に言おうって決めて、でもできなくてじりじりしてた」
「タイミングが図れなかったんだ。勇気も足りなかったし」
「でも、ここで遮断機が下りてきて。電車の通過を待っている間に、思い切り勇気を振り絞ってさ」
「……俺と付き合おうって、そう告げたんだ……」
「……あれは確か、7月の終わりだ」
「そしてすぐ8月になって……俺と君が恋人として過ごせた時間は、とても短かったんだよ……」
ウキョウ…。

違う世界での7/31の記憶。ウキョウを部屋に招待した主人公。
「君、1人暮らしだったんだ!?」
「それでよく俺を家に誘ったね。危ないって思わなかった?」
「……俺も別にいきなり襲ったりするような奴じゃないけど、場合によってはどうなるかわからないよ」
「俺だけじゃなくて、男はそれが普通。信用しすぎるのは良くないし隙を見せるのも良くない」
もしかして今まで他の奴も気軽に誘っていたのかと心配するウキョウ。
その世界ではシンとトーマは幼馴染ではないんだっけ?
幼馴染だったら誘ってたと思うんだけど…(^_^;)。
「でも本当に気をつけて。1人暮らしの女の子に家に誘われたら大抵の男は勘違いするよ」
勘違いって!!(≧∇≦)
「え、俺?」
「君が1人暮らしだとは知らなかったから、それはないよ」
「それに……いくらなんでもまだそこまで許してもらえるとは思ってないしね」
いきなり何を言いだすのだ!!(*ノノ)
「……そうでしょ?」
「はは、困ってるね。そういうとこ可愛いな。……でもね」
CG登場!
「……ほら、そういうのが隙だよ」
「もっと俺のこと、ちゃんと男として意識しないと駄目だよ」
「今だって俺は、このあとどこまでなら許してくれるかなってそんなこと考えてるんだから」
ウキョウ!!!(≧∇≦)
「……ごめんね、怖い?」
「だけどこれが俺の本音だよ。だからね、気をつけて」
「……ここでやめとくよ。これ以上先に進んでも困るだろうし」
先って何だ!?
「……照れてる?顔、赤い」
「あぁ、もう……。そんなに可愛い顔するのは反則だ」
そっちこそ、天然に見えてこんなことするなんて…反則です(*ノノ)
しかし、幸せいっぱいのこの翌日にはあの事件が…運命って残酷です…(T△T)。

そして運命の日を迎えます。
ラストの選択肢、「許さない」はないよね…。こんなのどう考えたって選べない…。
ノーマルED回収のために選んでしまったのですが、もう…(T△T)。
これって全然ノーマルEDじゃないよ!バッドEDじゃないか!!

グッドED、やっぱりウキョウ死んじゃうのかと思ってハラハラしたけど、無事救われて良かったです。
最後の最後でやっと二人が存在している未来を勝ち取れた!!
今までの分も幸せになって欲しいです。
ところであまりはっきりと顔は見えなかったけど、ニール様カッコイイですねvv

バッドEDはさすがに多かったですね。基本的に命を狙われてるからなぁ。
しかし、トーマはここでもアレなんですねぇ…(^_^;)。

ウキョウルートは、全体を通してウキョウとの思い出があまりなかったのが残念です。
神戸で出会って、こちらで再会して、それから付き合って…っていうのがちょっと急展開だった気が。
お互い一目惚れだったのかな?もっと間に何かしらのエピソードが欲しかった(> <)
でも全体を通じてのシナリオはとても良かったです。切なくて悲しくて…でも最後にはやっと救われた…!
ウキョウが天然で可愛くて一途で…もう、裏ウキョウも含めて全てが愛おしい!!

他ルートももう1回やり直してみたくなりました。
ウキョウの事思うと攻略キャラに集中できないかもしれないけど…。
もう裏ウキョウが現れても怖くないよ!バッドEDも喜んでやられちゃうよ!!


2012/3/26
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